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2024年ポエムまとめ
絵にタイトルをつけるのが好きです。 一文湧いて出たら、また一文、もう一文と続く時がある。続かない時もある。思いついてしまったら止められないし、もったいないので、自分の絵にそれをつけ続けた。(昔のものをまた書き直したものもある)...
ushisansan21
2月8日
宗谷岬(北海道)/海を見た日
ここには実際に行っていない。スープカレー屋さんで飾るのだから北海道の絵にしようと思い描いた。北海道は一度行ったことがあるけれど、海の写真も記憶も残っていなかった。湖なら写真があったのだが、今回は海なので、北海道最北端・宗谷岬を描いた。漫画ハチミツとクローバーで、竹本君が自転...
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2024年6月17日
海が続く道(沖縄)/海を見た日
ここは沖縄で、みんなでどこかを目指して歩いていた。途中アイスを買って、でもあまりにも暑すぎるからみるみるうちに溶けてしまい、手元が大変なことになった気もするし、なかなか上手に食べ切れたような気もする。真っ白な灯台のようなものも見た。とにかく歩いても歩いても、まさに南の島の海...
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2024年6月17日
灰色の夕暮れ(千葉)/海を見た日
夏のドライブの最終地点に中の島大橋があった。中の島大橋は遠目で見ると少し変わった形の橋だなと思ったけれど、実際に渡ってみるとかなり変わった橋な気がした。緩やかな弓形に見えた形は、歩けば足の裏で弓形のカーブを感じれるように丸かったように思う。一本の道路が山登りになっているよう...
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2024年6月17日
マリンスポーツを見た日(千葉)/海を見た日
この日、レンタカーで千葉フォルニアの辺りを目指していた。その道すがら、カフェでランチをした。サラダか何かの野菜が美味しいお店で、店内は大きな窓があり、海がよく見えた。ご飯を食べながら、窓から見える海、あれを見に行こうという事になった。マリンスポーツのスポットなのか、そういう...
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2024年5月25日
風が強い日(大阪)/海を見た日
初めて一人で飛行機に乗って帰省した。そして一人で飛行機に乗って家にまた帰る。関空の昼の便なので、前日はりんくうタウンのホテルに泊まった。一緒に泊まってくれた親戚は、私よりも朝早い便に乗ってどこか日帰り旅行に行くらしい。起きた時には「気を付けて帰りや」か「また遊ぼな」と書かれ...
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2024年5月23日
白浜に行った日(和歌山)/海を見た日
誰かが温泉に行きたいねと言ったのだと思う。近すぎず遠すぎず、予算内で旅行感がでるところに行こうという話になり、白浜に白羽の矢がたった。その日の海は、深い青で冬の海らしさがあった。白浜の観光地である三段壁は大きくて広くて、でこぼこのマーブル模様の地面を歩くのは非日常な感じがし...
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2024年5月21日
かまぼこのホテル(兵庫)/海を見た日
かまぼこのホテルとは、神戸メリケンパークオリエンタルホテルのことである。家では「かまぼこのホテル」と呼ばれていた。自分が泊まることはないと思っていたが、親戚と遊ぶために泊まることになる。クリスマスの時期で1階にはツリーが3つ飾ってあり、南国気分な大きな木があった。照明の暗い...
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2024年5月20日
ポートタワー(兵庫)/海を見た日
ポートタワーは1度登ったことがあるはずだけどよく思い出せない。 外からは何度も見かけた。神戸に住んでいた時は、当然在るから見かけるものという感じだった。ある時引っ越してしまい帰省でポートタワーの辺りを訪れると、いい景色だということに大変遅ればせながら気がつき、写真に収めた。...
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2024年5月20日
この雨が止めば、
半分海に浮かぶ、輝く大きなレモン。でも、レモンは太陽にはなれない。レモンが照らしているのではなく、本当は太陽が照らしている。レモンの後ろから太陽の光が差し込んでいる。朝陽の道か、レモンの道が、海に落ちている。この海はレモン水だろうか。パイン飴の雫が落ちていく。青い鳥のキャン...
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2024年5月19日
美術館の海(兵庫)/海を見た日
海を見た時、何度も写真に撮ってきた。海を見る度、このチラチラと光る波を、真っ直ぐで何もなく見える水平線を、人工物がさほど影響を与えられそうもない大きさを、そして美しさと清々しさを何度も写真に収めようとしてきた。もちろん完璧に映し出せたことはなく、記録としてデータがパソコンの...
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2023年12月20日
今度爪が伸びたら
今度爪が伸びたら、先端のほうに針で穴を開けよう。分からないけれどきっと痛くない。針の穴に通すように青い糸を通したい。その糸の先にビニールで作った青い鳥をつけたい。凧のように風に乗せるために、運動場を借りて走ろうと思う。はじめはただ走って生まれる風に青い鳥が靡くだけだけれど、...
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2023年12月20日
飛行機内で
真っ白の霧の中にいる。 雲の中に入るとはどんな感じだろう。小さい頃、アニメ「アルプスの少女ハイジ」総集編のビデオを見ながら、何度も考えた。おぼろ気な記憶だが、高い山の丘を滑るようにモコモコの雲が駆け抜けていき、ハイジを包んで通り過ぎていったような気がする。私はその雲の存在を...
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2023年12月1日
緑の液体
夜に絵を描くと眠たい。お腹も減る。 何か食べたいけれど、体にあまり良くないんじゃないかと一度逡巡する。 仕方がないので大体は、目が覚めそうなものを飲んで空腹を誤魔化す。この夏は緑茶を冷蔵庫で冷やしたものを飲むことが多かった。...
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2023年9月18日
おみくじ金言
朝一で川越氷川神社に向かう。 改修工事をしていて、シートで隠されている大きな建物があった。それを見るのは諦めて、大きな鳥居と見物し、お守り売り場をぐるっとまわった。 そして小さな川のような場所で和紙を水にながすおまじないをして、穢れを水にながせたらしい。...
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2023年9月9日
ぶらんこ乗り
小学生のころ、活字しかない本を読むのは少しまどろっこしかった。本が嫌いだったわけではない。読んでる最中の驚きもワクワクも感動も存分に楽しんだけれど、ただ成り行きと結末が一番知りたかった。文章も漫画もアニメも映画もごちゃまぜだったのだろう。中学に上がるころ、いしいしんじさんの...
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2023年6月5日
13/9/17
作文を書いてきて、自分の考えたことを言葉にするのは本当に難しいし恥ずかしいものと思った。 かしこまり過ぎるのも、ふざけ過ぎるのも、綺麗な言葉を使い過ぎるのも、本当は恥ずかしい。なんとか正確に言葉にしたい気持ちはある。でも結局できた文章が本当のことなのかは分からない。なんとな...
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2023年5月15日
冬の川を飛び続ける
武庫川ほどは大きくもない、そこらの用水路ほどは小さくもない川で、水に沈む飛び石のようなものに足を置いた。その石を蹴るようにして飛んで、次の石へ移った。その日は冬で、足を踏み外して川に落ちる心配をギリギリしてしまうような距離にその石はあった。石はいくつも川に埋まっていた。空は...
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2023年5月4日
UFO目撃談
その日はいつものように会社へぼんやりと向かっていた。よくあることだが、本当にその日は億劫だった。会社も近づいてきて、嫌だなあと空を見上げると、太陽とは別の小さな光があった。それはヘリや飛行機とは思えないような速さと、複雑で滑らかな軌道で空のごく一定部分を右往左往した。何秒か...
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2023年4月30日
雲の水平線
建物や背の高い木の間の空に、水平線のような雲ができることに初めて気づいたのは高校生の時だった。 部活か何かの帰り道、日はほとんど沈んで辺りは薄い青になっていた。左側には高台の上の団地、右側には線路沿いに植えられた大きな木、正面には坂の下の住宅街があった。その三つに囲まれたU...
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2023年4月18日
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