top of page
検索

東中野ひさしぶり

  • ushisansan21
  • 6月24日
  • 読了時間: 2分

東中野のモーゼに久しぶりに行った。何年も前にこの辺りに少しだけ住んでいた。上京して、何も分からず住み、何も分からずに徒歩圏内で時々外食をした。ポテトサラダと鮮魚がおいしい居酒屋とか、関東チェーン店と思しき栄養がとれそうな定食屋とか、メキシコの肉料理とか、小鉢サイズの牛ハラミがおいしい居酒屋とか、インドカレー屋とか。でも、怖がらずもっと色んなところに行ってみれば良かったなとも思う。

モーゼは、美味しいらしいよと連れられて行った。パスタはいつでも好きだけど、ほんとに美味しくてすぐ好きになった。お店に行く度、ウニとタラコのパスタをどちらにしようかな、と毎回悩み、選んで食べた。引っ越してもまた近くまで来たら食べようと思っていたのに、東中野駅は何度も通過したのに、まあいいかと思って降りないまま、つい先日に至ってしまった。

久々に降り立ったのは吉祥寺の古本屋百年で預かってもらったZINEを回収しにいった帰りだった。東中野は快速が止まらない。食べて帰ったら家に何時に着くかな。こういう些細なことにいつも足止めされてしまう。それでもこの日は降りる事ができた。普通電車が私の前に止まった。そして、本当に今日食べなければ次はいつになるんだろうとふと思ったので、そのふとした軽さに乗るように東中野駅に降りた。

 
 

最新記事

すべて表示
メガネ新調

メガネが傷だらけだった。たしか一昨年それに気づいて、新調した。メガネを新調すると、度数は変わっていないのに、それはそれはクリアに視界良好だった。強い近視なので、裸眼よりは傷だらけのメガネでも、私には十分に色んなものが見えた。でも本当はもっと世界は違う色だったようだ。ワンデー...

 
 
泣きたい時は

泣きたい時は自転車にでも乗れば良い。歩く人はこちらの顔まで見ていない。その身そのまま走るから涙は真横に流れ走って来た道に落ち、その跡は風にものの数秒当たれば乾く。涙が止まらなくても、全部乾かし切るまで行けば良いだけだ。信号には引っかからない、心配しなくていい。...

 
 
それよりも眩しい音楽が

家では音楽が鳴り止まない。 それは人や、街や、インターネットや、 お祝いにもらったCDコンポに知らされた音楽です。 私のものはひとつもありません。 落ち着きがないこの部屋に寄り添うように代る代る、 スキップは軽く、メリーゴーランドはオルゴールのように、私の夢想する部屋の中を...

 
 
 ※当サイト内のすべての絵と文の転載はご遠慮ください

© 2023 Yusuke Oda - Wix.com で作成されたホームページです。

bottom of page